広島の厳島神社、パワースポットとしても大人気の古の神社ですよね。
こちらのおみくじは古典で書かれていて、読んでも「??」ってなることがしばしば(汗)。
どうやら、おみくじの内容は古事記と日本書紀を元に書かれたオリジナルの内容で、この神話をある程度理解していないと読み解くのは難しいようなんです。
管理人いちみは「喪屋切伏兆(もやきりふせのちょう)」を引いたのですが、意味がまったくわからず…。
せっかくなので、天地混沌の兆をはじめとする厳島神社独自のおみくじについて、とことん調べてみました!
📋 この記事でわかること
- 厳島神社のおみくじの吉凶の順番(一般的な神社との違い)
- 「天地混沌の兆」のおみくじの意味と背景の神話
- 「喪屋切伏兆(もやきりふせのちょう)」の意味と古事記のエピソード
- 「鳴鏑兆」「平」など厳島神社だけの特殊なおみくじ解説
- 厳島神社のおみくじにまつわるよくある質問(FAQ)
- 管理人の参拝体験談とおみくじエピソード
厳島神社のおみくじの順番は?一般的な神社との違い
まず、おみくじの吉凶の順番って、実は神社によって違うんですよね。
神社庁が示している基本的な順番はこちら。
「大吉→吉→中吉→小吉→末吉→凶」
これに大凶を追加して7種類、というのが一番シンプルなパターンです。
多くの神社では、さらにもっと細かく分かれていて、
「大吉→小吉→中吉→吉→半吉→末吉→末小吉→凶→小凶→半凶→末凶→大凶」
となります。ここまで細かいと、もはや「自分がどのへんにいるのか」把握するだけで大変ですよね(笑)。
厳島神社だけの特殊な「平(たいら)」とは
厳島神社にはさらに「平(たいら)」というおみくじがあり、『「吉」でもないが「凶」でもない』という意味で、吉の上にきます。
この「平」、実はかなりレアなおみくじなんです。全国的に見ても「平」を採用している神社はごく少数。厳島神社で引けたらある意味ラッキーかもしれません。
「平」の意味をもう少し掘り下げると、「波風が立たない穏やかな状態」ということ。大きな幸運もないけれど、大きな災いもない。日本人が古来大切にしてきた「平穏無事」そのものを表しているんですね。
考えてみれば、毎日が穏やかに過ごせるって、実はものすごく幸せなことなのかもしれません。「平」を引いた方は、今の日常に感謝するきっかけにしてみてはいかがでしょうか。
順番がつけられない特殊なおみくじたち
さらに厳島神社には、吉凶の順番に当てはめられない、独特なおみくじが存在します。
「鳴鏑兆(なりかぶらのちょう)」(始凶末吉):最初は悪いが、やがて吉に向かう
「天地混沌の兆(てんちこんとんのちょう)」(吉凶未分):現時点では今年1年が良くなるのか悪くなるのか判断がつかない
など、順番をつけられないものがあるんです。
「天地混沌の兆」(吉凶未分)なんて、おみくじ引いたのに「どうなるか神様にもわかりません」って…ツッコミ入れたくなりますよね(汗)。
でも、これって考えようによっては「未来はまだ決まっていない=自分次第でどうにでもなる」というメッセージとも受け取れます。ある意味、一番前向きなおみくじかもしれません。
「天地混沌の兆」おみくじの意味を深掘り解説
「天地混沌の兆」は、厳島神社のおみくじの中でも特に気になる人が多いようです。実際、ネットで検索している方もかなりいらっしゃいますね。
「天地混沌」の神話的背景
「天地混沌」とは、古事記・日本書紀の冒頭に出てくる天地開闢(てんちかいびゃく)以前の状態を指しています。
日本書紀の冒頭には、こう記されています。
「古(いにしえ)に天地(あめつち)未だ剖(わか)れず、陰陽(めお)分れざりしとき、渾沌(まろか)れたること鶏子(とりのこ)の如くして、溟涬(ほのか)にして牙(きざし)を含めり」
つまり、天と地がまだ分かれていない、すべてが混ざり合った状態。卵のように何かが生まれる前の、可能性に満ちた状態なんです。
ここから高天原の神々が生まれ、世界が形作られていく…。そう考えると、「天地混沌の兆」は「まだ何も始まっていないけれど、これから何かが生まれようとしている」という、実はとてもワクワクするおみくじなのかもしれません。
「天地混沌の兆」を引いたらどう受け止める?
「吉凶未分」と書かれると、正直ちょっとモヤモヤしますよね(笑)。でも、いちみ的にはこう解釈しています。
- 今は準備期間:焦って動くより、じっくり力を蓄える時期
- 自分の行動次第:良い方向にも悪い方向にも転ぶ=努力が報われやすい
- 決断は慎重に:まだ状況が固まっていないので、大きな決断は少し待つのが吉
おみくじって「結果」を教えてもらうものだと思いがちですが、「天地混沌の兆」は「あなた自身が結果を作りなさい」という神様からのメッセージなのかもしれませんね。
「喪屋切伏兆」(もやきりふせのちょう)の意味と古事記のエピソード
さて、管理人いちみが厳島神社で実際に引いたのがこちら。
「喪屋切伏兆」(もやきりふせのちょう)
…いや、もうね、最初に見た時は「何語?!」って思いましたよ(笑)。
古事記に記された元ネタのお話
これは古事記に登場するエピソードが元になっています。少し詳しくお話しますね。
天若日子(アメノワカヒコ)という神様がいました。高天原から地上に派遣されたのですが、任務を忘れて地上で暮らしてしまい、最終的に命を落としてしまいます。
そのお葬式(喪屋=もや)に、味耜高彦根神(アジスキタカヒコネ)という神様が弔問に訪れました。ところが、このアジスキタカヒコネ、亡くなったアメノワカヒコと瓜二つの容姿だったんです。
参列していた人々は「ワカヒコが蘇った!」と大喜び。しかし、アジスキタカヒコネは「穢れた死人と一緒にするな!」と激怒。なんと喪屋を剣で叩き壊してしまったというお話です。
このおみくじが伝えたいこと
このエピソードから導き出される意味は、
「勘違いから人を怒らせてしまうことに注意」
ということ。
もう少し広げて解釈すると、こんなメッセージも含まれています。
- 良かれと思った言動が裏目に出る可能性がある
- 相手の立場や気持ちをよく考えてから発言・行動すること
- 思い込みで判断しないこと(似ているからといって同じとは限らない)
- 人間関係では「確認」を怠らないことが大切
現代に置き換えると、LINEやメールの文面を勘違いされてトラブルになる…なんてことにも通じますよね。古事記の時代から、人間関係の悩みって変わらないんだなぁと思うと、ちょっと親近感が湧きます(笑)。
管理人いちみの体験談
正直に言うと、このおみくじを引いた年、「さしあたって当たったー!」というものはなかった気がします(覚えてないだけかも?!)。
ただ、振り返ってみると、仕事でメールの文面がちょっとキツく伝わってしまって、相手に誤解されかけたことがあったんですよね…。その時は慌てて電話でフォローしたんですが、もしかしてあれが「喪屋切伏兆」の予言だったのかも?!と今になって思ったり(汗)。
単語だけを見ると思わずドキッとしてしまいますが、お話の背景を知っていると「なるほど、そういうことか」と腑に落ちますよね。
「鳴鏑兆」(なりかぶらのちょう)の意味も解説
せっかくなので、もう一つの特殊なおみくじ「鳴鏑兆」についても触れておきますね。
「鳴鏑(なりかぶら)」とは、射ると音が鳴る矢のこと。古代の戦で合図や威嚇に使われていました。
このおみくじの意味は「始凶末吉」。つまり、最初は困難や障害があるけれど、最終的には良い方向に向かうということです。
鳴鏑の「最初に大きな音を立てる」イメージと重なりますよね。最初はビックリするような出来事があっても、それが転機となって良い結果につながる…。なかなか深いおみくじです。
もし「鳴鏑兆」を引いた方がいたら、目の前の困難に負けずに踏ん張ってみてください。きっとその先に良いことが待っているはずです。
厳島神社のおみくじが特殊な理由|古事記・日本書紀との深い関係
ここまで読んで「なんで厳島神社のおみくじだけこんなに独特なの?」と思った方も多いのではないでしょうか。
御祭神と記紀神話のつながり
厳島神社の御祭神は、宗像三女神(むなかたさんじょしん)。
- 市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)
- 田心姫命(たごりひめのみこと)
- 湍津姫命(たぎつひめのみこと)
この三柱の女神は、天照大神と素戔嗚尊の誓約(うけい)によって生まれた神様。つまり、古事記・日本書紀の中でも重要な場面に登場する神様なんです。
だからこそ、厳島神社のおみくじは記紀神話をベースにしたオリジナルの内容になっているんですね。単なる「大吉・凶」ではなく、神話のエピソードを通じてメッセージを伝えるという、とても格式高いスタイルなんです。
おみくじの種類は全部でいくつ?
厳島神社のおみくじの正確な総数は公式には明かされていませんが、一般的なおみくじよりもかなり種類が多いと言われています。通常の吉凶に加えて、古事記・日本書紀の様々なエピソードに基づいた「兆(ちょう)」が用意されているので、何度引いても違うおみくじに出会える可能性が高いんです。
リピーターの参拝者が「前回と違うのが出た!」と楽しんでいるのも、厳島神社のおみくじならではの魅力ですね。
厳島神社でおみくじを引く時に知っておきたいこと
せっかく厳島神社まで行くなら、おみくじをもっと楽しむためのポイントもお伝えしておきますね。
おみくじの引き方
厳島神社のおみくじは、一般的な筒を振って番号の棒を出すタイプです。初穂料は通常100円。お釣りが出ないように小銭を用意しておくとスムーズですよ。
おみくじは結ぶ?持ち帰る?
厳島神社のおみくじは、内容が古典で書かれているので、持ち帰ってじっくり読み解くのがおすすめです。その場で理解するのはなかなか難しいですからね(笑)。
もちろん、境内の所定の場所に結んで帰るのもOK。凶を引いた場合は結んで帰る方が多いようです。
参拝のベストタイミング
厳島神社は潮の満ち引きで景色がガラッと変わります。満潮時は大鳥居が海に浮かぶ幻想的な姿、干潮時は大鳥居まで歩いて行けるという、どちらも魅力的な体験ができます。
おみくじを引くなら、個人的には朝の早い時間帯がおすすめ。人が少なくて、神聖な空気の中で心を落ち着けてから引けますよ。
よくある質問(FAQ)
Q1. 厳島神社のおみくじで「天地混沌の兆」を引きました。これは良いおみくじですか?悪いおみくじですか?
A. 「天地混沌の兆」は吉でも凶でもない「吉凶未分」の状態です。良い・悪いではなく、「まだ決まっていない=これからの自分の行動次第」というメッセージ。前向きに捉えて、自分の努力で良い方向に持っていきましょう!
Q2. 厳島神社の「平」はレアなおみくじですか?
A. 全国的に見ても「平」を採用している神社はかなり少ないので、レアと言えます。意味は「吉でも凶でもない穏やかな状態」。平穏無事を表す、ある意味とてもありがたいおみくじです。
Q3. おみくじの内容が古典で読めません。どうすればいいですか?
A. 厳島神社のおみくじは古事記・日本書紀がベースなので、持ち帰って調べるのがおすすめです。おみくじに書かれている「兆」の名前で検索すると、元になった神話のエピソードが見つかることが多いですよ。この記事もぜひ参考にしてくださいね!
Q4. 「鳴鏑兆」の「始凶末吉」って、具体的にどのくらいの期間で吉に変わるんですか?
A. 具体的な期間は明示されていませんが、一般的におみくじの有効期間は「次に引くまで」または「その年の間」と言われています。「始凶末吉」は「最初の困難を乗り越えれば良い結果が待っている」という意味なので、焦らず粘り強く過ごすことが大切です。
Q5. 厳島神社のおみくじは何種類あるんですか?
A. 正確な数は公式に発表されていませんが、通常の吉凶に加えて古事記・日本書紀のエピソードに基づく多数の「兆」があるため、一般的な神社よりもかなり種類が多いと言われています。何度参拝しても新しいおみくじに出会える楽しみがありますよ。
Q6. おみくじで凶を引いてしまいました。引き直してもいいですか?
A. 基本的には1回の参拝で1回が望ましいとされています。凶は「今後気をつけるべきこと」を教えてくれるメッセージ。むしろ凶の方が具体的なアドバイスが書かれていることが多いので、前向きに受け止めてみてくださいね。
管理人いちみの厳島神社参拝エピソード
ここからはちょっと個人的な話を。
いちみが厳島神社に行ったのは秋の紅葉シーズン。もみじ饅頭の焼きたてを食べながら参道を歩いて、テンション上がりまくりでした(笑)。
で、いざおみくじを引いてみたら「喪屋切伏兆」…。
「もやきりふせ…???」
周りの友人たちは「大吉!」「中吉!」とキャッキャしてるのに、いちみだけ「これ何?良いの?悪いの?」と一人でスマホ検索する始末(笑)。
でも、後から調べて古事記のエピソードを知ったら、むしろ「こんな面白いおみくじ引けてラッキーだったかも」と思えたんですよね。普通の大吉だったら、こんなに調べることもなかったし、古事記に興味を持つこともなかったかもしれません。
厳島神社のおみくじって、引いた後に「調べる楽しみ」がある。それって、神様が「もっと日本の神話を知ってね」って言ってくれてるのかもしれないなぁ…なんて思ったりしています。
まとめ|厳島神社のおみくじは「読み解く楽しさ」がある
おみくじは神社によって内容や順番が違うので、比べてみると本当に面白いですよね。
特に厳島神社のおみくじは、
- 古事記・日本書紀ベースのオリジナル内容
- 「天地混沌の兆」「喪屋切伏兆」「鳴鏑兆」など独自の「兆」がある
- 「平」というレアなおみくじも存在する
- 吉凶の順番に当てはまらない、奥深いメッセージが込められている
という、他の神社にはない魅力がたっぷり詰まっています。
当たるも八卦、当たらぬも八卦。おみくじからのメッセージを受け取って、良い一年になるように精進したいと思います!
厳島神社に参拝予定の方は、ぜひおみくじを引いて、その場で読めなくても持ち帰って調べてみてくださいね。きっと古事記の世界にハマるきっかけになりますよ(笑)。
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