読書感想文、小学生におすすめの本とは?
読書感想文が書けなくて、苦労している親子も多いのではないでしょうか?
親が小学生の子供に読書感想文の書き方を教える時の、ポイントをまとめました。
実践すれば、1時間ほどで書ける子もいますよ。
ぜひ、試してみてくださいね。
読書感想文小学生におすすめの本
読書感想文、小学生におすすめの本は、例えばこんな感じ。
・クレヨンからのお願い
・スイミー
・ひみつのきもちぎんこう
・おねえちゃんって、もうたいへん
・ずーっとずっとだいすきだよ
・アリとくらすむし
・ダンゴムシの親子 まるちゃんたびにでる
・二日月
・いっぽんの鉛筆のむこうに
・ここで土になる
・西の魔女が死んだ
・バッテリー
読書感想文におすすめの本とは、
読んだ小学生の子供が、話に共感しやすい物語が書いてあるということです。
「本の話と自分の経験をかさね、これからの気づきにする」ことができる本が読書感想文にはおすすめ。
ご紹介した読書感想文におすすめ本は、小学生位の子供が共感しやすい内容ですが、
そこからさらに、個々の子供が共感しやすい本を選ぶと、書くのが楽になります。
たとえば、
『くれよんからのおねがい』
→絵を書くのが好きな子
→片付けをちゃんとしないで、物をなくすことが多い子
『ずーっとずっとだいすきだよ』
→動物を飼っている、または飼ったことがある子
→動物好きな子
『ダンゴムシの親子 まるちゃんたびにでる』
→虫が好きな子
など。
小学生低学年のうちは、話が短いものもたくさんあるので、試しに何冊か読んでみて、どれが一番面白かったか、あらすじやちょっとした感想を聞いてみてから決めると良いかもしれません。
我が子の場合、絵が好きだったので、これは良いと「クレヨンからのおねがい」を選んだのですが、感想がなかなか引き出せず。。。そこで、「おねえちゃんって、もうたいへん」の方を読ませたところ、色々意見が出てきました。
姉なので、共感したのでしょう。
その子の感情面での成長具合や、興味のあるもので、読書感想文のおすすめの本(=書きやすい本)は変わります。
小学生低学年のうちは、親が一緒になって、本選びはしっかりとした方がよいでしょう。
ちょっと年齢が低いかな??と思っても、その子が感想を持ちやすいのであれば、その本を選んだ方が良いです。
「こういうことを学んで欲しい」と親の気持ちが入り、やや背伸びをした本選びしても、
子供はその情景を感じ取れないと、何も感想を持つことができず、読書感想文を書くことができません。
小学生の子供目線で、興味をもてる本を読書感想文の本として選ぶようにしましょう。
読書感想文小学生が分かりやすい教え方
読書感想文を小学生に書かせる時の教え方のポイントがあります。
まず、読書感想文を書くのに一番大事なこと。
書かないといけないのは、
「あらすじではなく感じたこと、思ったこと」
であることをしっかりと認識させましょう。
小学生低学年のうちは、親が手伝わないと書けないので、読書感想文はつきっきりになりますが、
少し学年があがると、ポイントを教えれば、あとは、子供の方でも整理して文章を繋げることができるようになるので、楽になります。
そのためには、とにかく読書「感想」文であることを強く意識させるのが大事です。
・本を読んで自分はどう思ったか
・登場人物の中で誰が好きか、その理由
・登場人物が自分なら、どう行動するか
などを都度都度意識させると、無駄なく、書くスピードも早くなります。
読書感想文小学生の場合の書き方
では、読書感想文、小学生でもスラスラ書ける書き方をご紹介。
小学生でも簡単に書ける読書感想文の書き方 ステップ① 読む
小学生低学年のうちは、何度もスラスラ読めるまで、音読してから、感想文に取り組むと、話の理解度が進みスムーズ。
特に、国語が苦手なこの場合は、最初の読む時点でつまづいているので、親子で一緒に読むようにすると良いでしょう。
小学生でも簡単に書ける読書感想文の書き方 ステップ② 感想をピックアップ
読書感想文の本を読んでいる時に、「ここ気になる(好き)」というところをピックアップしましょう。
場所は2箇所ほど、厳選するのがおすすめ。
「気になるところはどこ?」とすると、何箇所も選ぶので、特に好きなところを2箇所だけ、とすると小学生低学年の子供でも選びやすくなります。
選んだところは、付箋を貼っておきましょう。
小学生でも簡単に書ける読書感想文の書き方 ステップ③ メモ作り
読書感想文の、下書きの最初のステップです。
・本を選んだ理由
・本の気になる二箇所の理由(付箋を貼った場面を選んだ理由)
・自分が主人公ならどうする
この3つを書きます。
そして、これが読書感想文の書き方、構成そのものになります。
読書感想文の本を選んだ理由は、「親に勧められた」「表紙が気になった」でも十分です。
少し文章を足すために、もう少し突っ込んで理由を聞くと良いですね。
そのうち、「表紙の絵の子の表情が」など出るとなお良し。
そして、そういった感想は細かくメモを取ります。
読書感想文の中核になるのが、二つ目の「本の気になる箇所」。
ここは、しっかりと感想を引き出しましょう。
「印象に残ったり理由はなぜ?」
「似たような経験はないか」
小学生低学年のうちは、これを引き出すのがちょっと難しいので、お母さんがインタビューをしてどんどん膨らましましょう。
「ここではどう思った??」、
「自分ならどうする??」、
「そういえば、こんなことあったよね」
など。
読書感想文は、ここの書き方さえ抑えれば、ほぼほぼ完成です。
小学生のうちは、感想を綺麗に引き出すことが難しいので、根気よくインタビューをして、感想のタネをたくさん集めるのがポイントです。
そして、最後、読書感想文のまとめは「主人公に言いたいこと」や「自分ならどうするか」をまとめいていきましょう。
ポイントは、本を読んで感じたことで、自分がこれからどうするか、を書くこと。
本を読んだことで、学び得たことをまとめます。
小学生低学年のうちは、親子で一緒にすすめてくださいね。
高学年になったら、この書き方を教えて、要所要所でチェックするだけでもだいぶ一人で書けるようになりますよ。
読書感想文小学生におすすめの本 教え方と書き方まとめ
読書感想文、小学生におすすめの本や書き方の教え方、参考になりましたか?
あらすじを書いて、「おもしろかった」だけの感想になるのは、その本の中に自分の身を置いてないから。
外側から眺めて、その話と自分は関係ないと思っているので感想を持てないんです。
これをふせぎ、ちゃんと「読書感想文」にするには、
・共感しやすい本を選び、
・「自分がどう思ったかを書く」ことを意識する(させる)
のがコツですよ。
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