栗の渋皮煮の作り方、簡単に失敗しない方法とは?
栗の渋皮煮は美味しいけど、手間がかかるので、なかなか作る気にならないという方におすすめです。
栗の渋皮煮の簡単に作れて、失敗しない作り方!
皮むきからあく抜きまで、数あるレシピの中から確実に美味しくできる方法をご紹介します。
栗の渋皮煮作り方 簡単な方法とは?
栗の渋皮煮の作り方、まずは簡単に工程をみていきましょう。
栗の渋皮煮の作り方は大きく分けて以下の工程になります。
①栗の鬼皮をむく
②栗のアク抜きをする
③砂糖で煮る
栗の渋皮煮は工程だけみるととても簡単!
そして、それぞれにコツがあります。
まず、①の栗の鬼皮をむく時は渋皮を傷つけないことがポイント。
傷をつけてしまうと、煮崩れ、シロップの濁りの原因になります。
皮むきに失敗した栗は、別途栗ご飯や栗あんなど、他の料理に使いましょう。
②のアク抜きでは、丁寧にしっかりとアクを抜かないと渋み、エグミの原因になります。
また、栗が新鮮なうちに調理するというのも大事なコツです。
栗が新鮮なら、皮むきも楽ですし、アクの量も少ないです。
③の砂糖の量は栗の重量の5割〜8割。
栗の渋皮煮を作る時、何より大事なのは①の皮むきと②のアク抜きの工程。
ここが成功の分かれ道になります。
作るための作業はとても簡単なので、それぞれの作り方をもっと細かく見ていきましょう。
栗の渋皮煮を作る時の皮むきの方法
栗の渋皮煮を作る時、皮むきは、渋皮を傷つけないことが大事。
①皮を柔らかくするため、栗は1晩水(または熱湯)に浸けておく。
②栗の底に包丁を入れ、横にズズッと剥く(包丁と手は栗に密着させ、丁の刃、皮、指は平行にする)
③栗の底部の剥いたところから、包丁で引っ掛けるようにして引っ張って皮をむく(みかんの皮をむくイメージ)
皮を柔らくして、ひっかけて剥くというのがコツです。
包丁以外なら、ラジオペンチで栗のヒゲの部分から剥くというのもおすすめです。
とがった方のひげをつまんで横に引っ張るとふやけているので少し穴が開きますのでそこからペンチで引っ張りながら剥いてゆきます。
力が入らず楽です。
栗剥き器を使うと楽ですが、渋皮煮には向きません。
渋皮を傷つけてしまうので、包丁もしくはラジオペンチで剥くのがおすすめです。
栗の渋皮煮を作る時のあく抜きの方法
栗の渋皮煮を作るときは、あく抜きをしっかりとしましょう。
あく抜きをしっかりしないと渋皮煮のエグミの元になってしまいます。
①鬼皮を剥いた栗をいれ、栗が浸るくらいの水と重曹大さじ1を入れ、水から煮る。
②沸騰したら火を弱め、落とし蓋をして、煮立たせないようにして10分煮る。(グツグツ煮て栗が動くと栗が割れる原因になるので注意)
③鍋に水を入れ、水を冷ましながら、栗を1つずつ丁寧に洗う。硬い筋がある場合取り除く
④②〜③を繰り返す
⑤栗を水か10分煮る。
重曹で2回アク抜きをし、その後水だけで重曹を取るために煮ます。
煮たあと、冷ます時はザルにあげずに、鍋ごと流水を入れ冷まします。
この時、勢いよく入れないように。優しく入れないと、栗が傷ついて崩れる原因になります。
水で冷ましてる時に、エグミ、渋味の元になる黒い筋は丁寧に取りましょう。
指で磨くように軽く擦ると簡単に取れます。難しい時は竹串などを使って優しく取りましょう。
アク抜きの時点で竹串がスッと通るくらいの柔らかさまで煮ます。
すべての工程で栗が乾燥しないように水の中に浸けてやるのも大事です。
ここまでできたら、最後の仕上げ。
栗を砂糖で煮ます。
①綺麗にした鍋の中に、栗と砂糖の半量(栗1kgに対し250g〜400g)を入れ、水を栗が浸るくらいまで入れ、20分煮る
②残りの砂糖を入れて、落としぶたをしてさらに20分煮詰める。
③好みでブランデーを100〜200ccほど入れて一晩寝かせる。
これで出来上がりです。
栗の渋皮煮の作り方は簡単に。皮むきとあく抜きの方法まとめ
栗の渋皮煮、手間はかかりますが(作り始めから3日)、作り方は実はとても簡単。
さらに、ポイントを抑えれば失敗は少ないです。
一番は丁寧さを意識することですね。
秋の夜長に、のんびりと調理して下さいね。
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