国立小学校受験に塾は絶対必要なのか。
国立小学校受験、受けてみようかなと考えているママさんの参考になればと、私の体験談を書きます。
塾に通わず自宅での対策のみで国立小学校に、合格しました。
受けてみようかなぁとぼんやりと考えていましたが「よし受けさせよう」と決めたのは夏すぎ。
本番まで4ヶ月程のことでした。
そこから塾へは模擬試験を3回だけ受けさせるだけで、あとは自宅での対策だけです。
塾にいかずに国立小学校受験、私たち親子の対策など、お話します。
※もっと詳しい内容をブログにまとめました!
小学校受験 塾なし自宅対策ブログ
対策方法が知りたい場合などは、こちらのブログも参考にしてみてくださいね。
国立小学校受験塾は絶対必要か?
国立小学校受験をするのに、塾は必要か。
「お受験」をするとなると、まず考えるのが塾をどうするかだと思いますが、この記事を読まれている方は、きっと「塾なしで対策できないかな」と考えている方だと思います。
国立小学校受験に塾は絶対必要なのでしょうか??
この質問への回答はとっても微妙だと思います。
経験者としての私の回答は
「絶対とは言えないけど、通うメリットは大きい。ただし、通ったからといって安心はできない」
です。
まず、国立小学校受験は抽選があるとこがほとんどですし、教育における研究機関であるがゆえに、研究対象としてふさわしいと判断される子供が選考で選ばれます。
塾で常にトップだった子が本番では落ちるというのは結構よくある話。
また、上のお兄ちゃんお姉ちゃんを通わせているママさんの多くは「上の子は合格したけど、下の子の時は自信がない。本当に運の部分が大きい」と言います。
運というのは、抽選の運ではなく、選考基準に合うかどうかの運、その学校にご縁があるかどうかは、合格を体験したママでも分からないと感じるのです。
こういったこともあるからか、私の周りで兄弟が国立に通っているママさんは、塾通いさせるのは早い人で1年前、ゆっくりスタートの人で4ヶ月前からなど、スタートが遅めの人は割とします。
年中など早いスタートを切るのは、だいたい決まって一人目のママさんという傾向もちょっと見える感じも。。。
運のところが大きいですが、塾へ行くメリットはもちろん多いです。
塾通いのメリットは、
- 傾向にぴったりの問題をやるので、対策が立てやすい
- 雰囲気になれることができる
- 情報が手に入る
などなど。
これだけネットで情報が溢れているのに、こと学校、お受験にかかわることになると、不思議と情報はなかなか手に入りません。
なので、お受験塾はそういった意味では貴重な存在です。
効率的に学校に合った問題対策をしたい、また、受験時に気をつけるポイント(行動観察や面接時の受け答えなど)を知りたい、練習したい場合は、塾通いをするのが良いと思います。
とはいえ、私は子供の小学校受験では塾通いはさせませんでした。
その理由は、合格は「運次第」というのが大きいこと、受験する小学校の過去問や対策本をざっと見て、子供にいくつか例題を解かせてみたところ、時間はかかるものの基礎的な部分には問題ないと判断したからでした。
我が子は、座って何かやるというのが好きな子だったので、受験前に迷路や数のドリル遊びを取り入れていたのもあり、問題を解くのに抵抗はなかったようです。
面接、行動観察には不安がありましたが、とりあえずペーパー対策だけなら、自宅でもなんとかなります。
逆に自宅対策なきペーパーは、塾に行っても意味がないと思います。
次は、私が実際にやった小学校受験対策をお話していきたいと思います。
国立小学校受験自宅でできる対策とは?
国立小学校受験を塾なしでする場合、まず、受験する学校の過去問や対策本を一冊用意すると良いでしょう。
私が使ったのは、理英会の対策本「全国国立小学校入試対策シリーズ」です。
ペーパーに過去問に限らず、運動、実技、面接の内容までカバーできます。
また、生活に取り入れて学習させるためのポイントなどもあるので、まずはこの中身をざっと読んで対策を立てました。
そして、子供の苦手な分野で、かつよく出題される分野では、同じく理英会のばっちりくんドリル(応用)でカバー。
理英会のHPには、学校別のばっちりくんドリルの対応表というのがあるので、これの頻出分野(◎)は全て、よく出題される分野(◯)は苦手なところを選びました。
そして、全体を満遍なく勉強させるために、使ったのは奨学社のドリルです。
問題数の多さから最レベ問題集全巻と
年度別の過去問題集をやりました。
これだけで、問題集代15000円位かな??
ちなみに、受験対策の問題集は色々ありますが、関東だとこぐま会、関西では奨学社と理英会が評判が良いそうです。
この量は、受験1ヶ月ちょっと前に終了しました。
残り1ヶ月は、やった問題集のできなかった問題の復習と、総仕上げ的に奨学社の合格完成テストを2冊とこぐま会の領域別難問をやりました。
傾向的にでない問題もありましたが、飛ばさずにやりました。ただ、できなくても復習には時間をかけずにさっとやる程度です。
あとは、出版社も偏りすぎないように、奨学社と理英会をメインにしつつ、こぐま会を入れたりと工夫(?)も少ししました。
一応、難関小学校だったので、問題集は難しいものを選択しましたが、振り返ると標準問題を中心に難問はもうちょっと少なくても良かったような気がします。まずは基本問題をしっかりとすれば十分だと思います。
問題集はネットでも注文できますが、中身を確認するなら、HPから取り扱い書店を探して行くと良いでしょう。
また、模試は受けれるなら絶対受けた方が良いです。
問題集では見られない問題も出るので、家庭学習での穴を見つけることができます。
また、態度など、家でやっている時では気づかない注意ポイントなども見つけられるので、実力評価だけではなく対策を立てることにもつながります。
模試を受けて感じたのは、やはり模試は難しかったようです。市販の問題集よりもひねっているので、頭を使います。
初めて目にするものでも、しっかりと考えられる子じゃないと、結構大変だと思いました。
真新しい問題を見ると「無理」となってしまう子の場合は、練習量(問題の多様さも必要)でカバーする必要があるので、そうなると、塾は効率的だなと思います。特に、早生まれさんは、どうしてもハンデが大きいので、自宅のみだと結構きついかも。
私は、模試で自分なりのボーダーを決めていました。
それは「塾の合格実績以内になっているかどうか」。
例えば、塾の合格実績が50人なら、模試で50番以内に入ればやり方は間違っていないので、このまま自宅対策を続行しようと決めていたのです。
幸い、子供はそのボーダーラインを超えていたので、自宅対策のみで最後までやり通しました。もし、ボーダーラインに到達してなかったら、途中入会や直前講習の申し込みをしていたと思います。
ちなみに、自宅での勉強時間は30分から長いと1時間半程度です。1時間半の時は30分を3回や1時間と30分で2回に分けて勉強していたりしました。
問題集をやっていると、どうしても苦手で理解ができない問題があります。
時間がない場合は、いっそその問題は捨てるのもありですが、教え方次第でなんとななりそうならこちらを一読するのがおすすめです。
子供が理解しやすいポイントが載っているので、とても参考になります。
しかし、小学校受験の問題は多岐に渡るので、この1冊だけだと全部をカバーできない(汗)。
全部を知りたい場合は、著者である福澤晃典氏の教材があります。
「小学校受験の秘密兵器」カリスマ講師が教える、小学校受験の合格ノウハウと実践教材!
通常の問題集よりは高いと感じるかもしれませんが、全体をカバーする問題集の量、教え方のポイント、面接対策やメール相談もできるので、トータルするとかなり安いですね。(あれこれ問題集を買うと、結局数万円かかるので)
教え方に迷っていたり、ママ一人だと心が折れそうな場合は、おすすめです。
我が子は、勉強好きなタイプなので「やろっかー」の一声で机に座る子だったので、やりやすかったです。
そうじゃない場合、気分が乗らないとやらないとか、ママだと甘えるとかの場合は、塾に通わせた方が効率的かも。
子供のタイプによっては、自宅対策の向き不向きはどうしても出るかもしれません。
※もっと詳しい内容をブログにまとめました!
小学校受験 塾なし自宅対策ブログ
それぞれの細かい対策方法が知りたい場合などは、こちらのブログも参考にしてみてください。
国立小学校受験当日の服装は?
私の場合という一例なので、参考程度にですが・・・。
説明会等では「動きやすい服装で」とあります。
我が家はシャツに半ズボン、セーターという服装にしました。
面接も、実技も同じ服装です。
実技試験の日、会場の子供達はこのお受験スタイルが99%です。
シャツが半袖の子は2、3人ですが、ちょっとさすがにそれは寒すぎるかも。
一番多いのは、シャツにベスト、半ズボンですね。我が子はやや厚着気味でした。
若干名、このお受験スタイルから外れている普段着っぽい子がいましたが、ほんとに2、3人です。
服装で判断されることはありませんが、これはやめた方が良いと思います。
子供ながらにみんな同じような格好をしているのに「自分だけ違うのはなぜ??」と不思議に思い、その違和感から会場の雰囲気に飲まれてしまい、試験前に泣き出してしまう子もいました。
いくら記念受験とはいえ、明らかにみんなと違う格好は、試験を受ける子供自身が可哀想だと思います。
ちなみに、親である私の服装は黒のシンプルなスーツ。もってないので、姉に借りました(笑)。お受験用の濃紺スーツではありません。
親の服装で判断されることは全くないので、失礼のない格好であれば、お受験スーツでなくても大丈夫です。
国立小学校受験塾なしで対策 まとめ
国立小学校受験、塾なしで対策する方法、参考になりましたでしょうか。
あくまで私の体験談なので、なんの保証もありません。
ですが、これから受けてみようかなぁと考えているママさんの参考になればと思います。
自宅対策での受験となると「記念受験」のように思われますが、私は結構本気で受かるようにやりました。なので、ちゃんとやれば、それなりに成果は出ると思います。
ただ、合格者説明会の時に、塾に通っていた同じ幼稚園のママさんは、私が座っていることにかなり驚愕していたので、自宅対策のみでの合格はかなりのレアケースなのは事実。
経験者として、無謀とは全く思いませんが、ペーパーの対策は出来ても、行動観察などの対策は難しかったりもあります。そして、自分でその道を選んでるわけですが、「一人だと結構孤独で、不安です」(汗)。
お子さん、ママの性格に合わせて、短期講座のみ塾を取り入れたり、教材購入でメールフォローをつけるなど、検討するのもありですね。
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